サーファーは腰痛もち?

腰が普段からつらい方いますか?

サーファーの方に腰痛もちの方はたくさんいらっしゃるんじゃないでしょうか?

腰痛だけに限らず、首や肩だったり膝だったり...

こう言った痛みって、そもそもなんで出るんでしょう?

長時間、水の中に入っていたことで冷えてしまったり

腰を反った状態が続いたり

長時間のパドリングだったり

もちろんこう言ったことで、筋肉疲労は出ます。

っが!

こう言った疲労が何日たっても取れず、痛みが常に続くとなると…

違った原因があるのでは⁈

その一つに、考えられるのが筋肉の不均衡というものがあります。

筋肉の不均衡は、猫背などの姿勢や利き手または仕事やスポーツなどで特定の部位だけが使われることで、筋肉の付き方が偏ってしまい、一定の場所に負荷がかかりそれが痛みの原因につながるもの。

例えば、パドリング。

サーフボードの上で腹ばいになり腕でこいでいく、このとき背中の筋肉を使って 「 胸 (胸椎)」を反らせ 、お腹にある筋肉( 腸腰筋 etc…)で体幹を固め安定させたい所なんですが、こう言った体幹部分(頭・腕・脚を除いた部分)が強くないと、お腹が緩んで腰だけで体を反らせてしまう。

体幹が使えず腰だけで反ると、ちょうど反対側にあるおへそだけがボードに接しているような形になり、そうなると足が浮いてきませんか?そのせいで 膝で テールを抑えられなくなってしまうなんてことも起こってきちゃいますね。

もともと反りがある腰 (前弯しているんです) を利用することで、本来使いたい筋肉を使わずに体を持ち上げてしまうので、腰一点に負荷がかかり痛みが出てしまう。

プラス背中(胸椎の部分)が硬いことで胸が引き上がらず、頭で引き上げようとすることで首に負担がかかり首周りが痛くなる。

さらにそこから腕でこぐ!

肩甲骨周りが硬いことで腕力だけに頼りパドリングした結果、すぐに腕が疲れ肩や首に負担がかかり、体幹力が無いことでボードがぶれぶれに

それを必死に抑えようとする結果、体全体がりきんでガチガチ...

ボードは、余計にぶれだし悪循環。

そりゃぁあちこち痛みもでます。

これぜ~んぶ、私が経験したことです!(笑)

ここで少し背骨のお話を。(下の絵を参考に)

背骨(脊柱)は、約 33 個の小さな骨(椎骨)が積み重なり、 5 つの領域に分けられ、体を支える事と脊柱の中を通っている太い神経(脊髄)を守る役割があります。

首の骨(頸椎)→黄色

肋骨と繋がっている部分(胸椎)→青色

腰の部分(腰椎)→ピンク

にはそれぞれ可動域があるから 体を前や後ろ、左右に倒したり、捻じったり出来るんですね。因みに、仙骨と尾骨はくっ付いているので可動域はありません。

プロのダンサーの方は、本当に背中が柔らかく小さい骨を一つづつ動かせるくらい自分の体を繊細にコントロールするのであんなにくねくねした動きが出来るんですよ!

先ほど、腰(腰椎)が前弯していると言いましたが上の側面の絵を見ると、ピンクの部分が前に張り出して背中側が反っていますね、これを前弯していると言います。この元々のそりがあるから体幹部分の筋肉を使わずに腰だけに頼りがちに、そのせいでサーフィン後に

痛たたたた...

こういったサーフィン後の痛み

私は、ヨガでトレーニングするようになってからは

首がっ‼  肩がっ‼  腰がっ‼

気づけばここ何年も痛みとか感じてませんね⁈

そんな矢先、

Injury Management ー怪我のマネージメントー

というヨガの講座を受講したところ

アメリカでは、ヨガセラピーというものがあり医療従事者と連携し、慢性的な痛みや怪我を持っている人に対して、ヨガで改善をはかり予防をしていくもので、アーサナ(ポーズ)が沢山の慢性症状の緩和に効果があると公表されているそうです。

ヨガで得られるものとして

・自分の体に意識を向けられる。

・自分の癖を知ることができる。

・全身の関節の弛緩と強化に効果がある。

・ヨガの継続的な実践により関節周りの筋肉の強化、腹部・背中・下肢の筋肉強化による不良姿勢などの改善が期待される。

・呼吸法によって肺の容量を向上させ、酸素供給を増加させることができる。

etc…

とまぁ、色々あるのですが

実のところ私は、病後のリハビリとしてヨガを始めたので

体の機能回復・向上に本当に効果があると身に染みて実感しています。

続けてきたおかげで、サーフィン後の体の痛みなんかに悩まされなくなったんだな~と

まだまだ、左右のアンバランス差はあるので日々強化に励んでいます。

ヨガを続けることで腰痛などの痛みの予防や、

筋力・柔軟性を上げることで怪我の予防にも

繋がりますよ‼